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鉄くず・スクラップについて

日本はかつて世界有数の鉄スクラップ輸入国であり、最盛期には年間500万トン規模の輸入を行っていました。鉄鋼備蓄量が増え、鉄スクラップ発生量も増える中で、輸入量が減り、1992年には、ついに輸出量が輸入量を上回り、中国や韓国など近隣諸国の需要の増加により、日本は純輸出国に転じることとなりました。

鉄スクラップ価格

鉄スクラップ価格は需要と供給のバランスによって決まります。例えば建築用材の需要が伸びれば製鋼メーカーも増産することとなり、鉄スクラップの供給が増えて価格も上昇します。2000年前後には鉄スクラップ価格が下がり続け、鉄スクラップ処理費用が鉄スクラップ価格を上回り、その処理費用を鉄スクラップ持込み者等に負担していただく「逆有償」と呼ばれる現象も起こりました。その後、中国の飛躍的な鉄鋼生産増の影響により世界的な鉄源価格の高騰を見せ、鉄スクラップ価格も上昇を続けました。

市中スクラップ

鉄スクラップは大きく分けて「市中スクラップ」と「自家発生スクラップ」とがあります。このうちここで一般に鉄スクラップと言っているのは、市中から発生する「市中スクラップ」のことです。「自家発生スクラップ」は、製鋼メーカーで、製鋼や加工の工程から出てくるスクラップのことで、製鋼の工程の中で再利用が図られていて、市中に出ることはありません。「市中スクラップ」はさらにその発生形態により工場発生スクラップと老廃スクラップとに分類されます。

市中スクラップ

これら鉄スクラップの収集の形態はさまざまですが、専門の回収業者が集荷したり、建物や自動車などの解体業者が鉄以外の付着物や部品をある程度まで取り除いたものを、鉄スクラップ加工処理業者で破砕、切断、プレス等加工するのが一般的です。加工された鉄スクラップは、材料の種類や加工方法により規格が決まっています。品種としては、ヘビー(ヘビースクラップ・主に切断加工されたもの)、プレス(プレス加工されたもの)、シュレッダー(破砕加工されたもの)、新断(薄板の加工生産工場で発生する端板および打ち抜きくずを処理したもの)、ダライ粉(旋盤の削りくず)等があり、それぞれ品質等により等級があります。加工された鉄スクラップは電気炉メーカーや高炉メーカーなどに納入されます。

回収された鉄スクラップの主な加工方法

プレス加工
あき缶や新断くず(薄板を工場などで切り抜いた後の端切れ)など、薄い材料でできていて、空間の多い形の鉄スクラップを型に入れて圧縮し、箱型にまとめる加工法です。自動車をプレスすることもあります。
・シャーリング加工

現在最も多く使われている加工法で、パイプや建材など、厚みがあり長い材料を一定の長さに切断する(切る加工法です。通称「ギロチン」という少々物騒な名前のついたプレスシャーリング(圧縮切断機による加工が一般的です。この場合、材料をいったんプレス(圧縮してまとめたうえで、切断用の刃の下に送り出して切断します。
なおシャーリング加工に限らず、鉄スクラップの積み下ろしや機械への投入は、バケット(カニのはさみや人の手のような形の「つかむ」装置・イラスト左上や、マグネット(電気式の大きな磁石・イラスト右上のついたクレーン等で行うのが一般的です。
シュレッダー加工
シュレッダー加工
自動車や家電製品など、非鉄金属(鉄以外の金属や非金属 (プラスチック・ゴムなど金属以外のものが多く含まれたものを処理する方法です。シュレッダー装置の高速で回転する円筒型のドラムに取り付けられたハンマー(刃の1種で材料を細かく破砕(砕くして鉄・非鉄金属・非金属に分別します。非鉄金属は、さらに銅・アルミなどに分別され、リサイクルされます。また非金属はダスト(ゴミとして処分されます。
一般的なシュレッダー装置は、本体のほか、プレシュレッダー(材料を本体に入れる前にある程度細かく破砕する装置、磁選機(磁力による鉄の分離装置)、非鉄金属選別装置(非鉄金属を金属の種類ごとに分別する装置)、ダスト分離装置や、集塵装置(破砕・選別の際に出るホコリを集める装置、それらをつなぐコンベア等を含めたかなり大規模な装置です。
ガス切断加工
機械やその他大きな材料で、大きさや厚さのために上記の3つの加工方法が取れない場合、手作業でアセチレンガスのバーナー(工事現場などで見かける青い火のバーナーと同じものですにより溶断(溶かして切るします。材料によってはさらにシャーリング(切断加工等を行なう場合もあります。

製鋼と製品

加工されて鉄以外の不純物を取り除いた鉄スクラップは、主に電気炉で溶かされて再び新しい鉄に生まれ変わります。日本国内にはおよそ60社の電炉メーカー(電気炉による製鋼メーカー)があり、2006年の場合、全体で約3,026万トンの鉄を生産しています。再生された鉄は、建材として使用される棒鋼やH型鋼として製品化されるのが主流ですが、近年では薄板等にも加工されています。

現在の鉄鋼の作り方には、大きく分けて「電炉法」と「高炉法」の2つの方法があります。
鉄スクラップを使用する電炉法では、電気によって原料の鉄スクラップを熱して溶かし、成分を調整しながら鉄鋼を生産します。高炉法では鉄鉱石と石炭(コークス)を原料に高炉(溶鉱炉)で銑鉄をつくり、さらに転炉で精錬し、成分を調整して鉄鋼を生産します。高炉法でも、転炉での製鋼に一部鉄スクラップを使用しています。

一般の方へ

家電製品に関しての持込は「家電リサイクル法」がございますので、お受けできません。鉄くずのお引取りに関しましては、鉄くずの分量によってはお受けできない場合もございますので、各営業所までご連絡下さい。

ISOへの取組

当社は2006年8月にISO9001、2007年1月にISO14001を取得し、日々高い品質レベルの維持に努め、お客様から信頼を得る会社を目指しています。
ISOへの取り組み

関連サイト

  • 社会法人 日本鉄リサイクル工業会
  • 日本を美しくする会掃除に学ぶ会
  • 日本を美しくする会「東京掃除に学ぶ会」

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